日本ヒューレット・パッカードは3月19日、個人向けデスクトップPCの夏モデルとして「HP Pavilion Desktop PCシリーズ」7機種と、タッチ操作が可能なボードPC「HP TouchSmart PCシリーズ」2機種を発表した。3月26日より同社のオンラインストアHP DirectplusとHP Directplusコールセンター、常設展示スペースHP Directplus Station、HP Directpartnerにて販売を開始する。
HP Pavilion Desktop PCシリーズの夏モデルでは、最新クアッドコアプロセッサ インテルCore i7を搭載するハイエンドモデル「HP Pavilion Desktop PC m9690jp/CT」とベーシックモデル「HP Pavilion Desktop PC p6020jp」を追加した。
m9690jp/CTは、カスタマイズ自在なCTOに対応し、Core i7-920を搭載する最小構成で8万円台の価格を実現した。プリインストールOSとしてWindows Vista Home Premium 64bit版を採用し、最大12Gバイトの高速なDDR3メモリを有効に活用できる。グラフィックスは、NVIDIA GeForce 9600GS(768Mバイト)を標準装備し、アップグレードオプションとして、9800GT(1Gバイト)、ATI RADEON HD4850(1Gバイト)を用意した。
内蔵HDD(最大1.5テラバイト)2台に加え、オプションの着脱可能な「HPパーソナル・メディア・ドライブ」(500Gバイト、1テラバイト)、約205gのコンパクトな「HPポケット・メディア・ドライブ」(160Gバイト、250Gバイト)に対応。最大4.25Tバイトの大容量構成が可能だ。ダブル地デジモデルを選択すれば、最大540時間(3週間以上)フルハイビジョン画質で録画できる。なお、外付けHDDは新製品発売と同時に価格改定を実施するという。
p6020jpは、3万円台という低価格ながら、拡張性の高いミニタワー型の筐体に充実した基本性能を搭載した固定仕様モデル。ピアノブラックを基調としたデザインを採用している。
CPUにはインテル Pentium デュアルコア E2220プロセッサを採用。2Gバイトメモリ、 250GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、15-in-1カードリーダも標準装備している。また、HPポケット・メディア・ドライブの専用ベイをフロントパネルに備えた。
HP TouchSmart PCシリーズでは、プロセッサをより高性能なインテル Core 2 Duo P8600プロセッサに変更し、「HP TouchSmartソフトウェア」の多くの画面で2本指操作によるマルチタッチに対応。より快適な操作を可能とした。
価格は以下の通り。
■インテル製プロセッサ搭載・カスタマイズ対応モデル
■インテル製プロセッサ搭載・固定仕様モデル
■AMD製プロセッサ搭載・カスタマイズ対応モデル
また、夏モデルの発売と同時に、HP Pavilion Desktop PCシリーズとデザインコンセプトを統一した、ワイド液晶モニター3機種も発売する。
20インチワイド液晶搭載モデル「2009f」と21.5インチワイド液晶搭載モデル「2159m」は、DCR(Dynamic Contrast Ratio)機能による3000対1のコントラスト比を実現。オーバードライブ回路により残像感を低減する液晶パネルを搭載している。
搭載端子はアナログD-Sub端子、DVI-D端子を装備。2159mにはHDMI端子も搭載した。本体下部にはステレオスピーカーを内蔵したという。
3機種ともにチルト機能に対応するほか、複数のケーブルをコンパクトにまとめられるケーブルマネジメントホールを備える。
ワイド液晶モニター3機種の価格は以下の通り。
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