NTTの光接続サービス「フレッツ光」の2008年度における契約件数の純増数が、前年度を下回ったことがわかった。純増数が前年度割れしたのは、2001年のサービス開始以来はじめてのことだという。
NTTによると、2009年3月31日現在でのフレッツ光の契約件数は1113万4000件。前年度に対する純増数は235万7000件となり、2009年2月に下方修正した目標値の250万件に及ばない結果となった。
NTTでは、2008年2月末に発表した2008年度の事業計画で、光接続サービスの契約純増数を340万件と設定。しかしその後伸び悩みが続き、11月にも目標数を280万件に下方修正している。
NTT広報では「景気悪化により、ブロードバンド接続に対する需要が冷え込んだことがおもな要因と見ている。普及が進み、母体数も小さくなっているが、ADSLサービスからの乗り換えも景気が回復すればまだまだ期待できる」と説明。次期目標については、次回の決算発表で公表する意向を明かした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」