Intelは自社プロセッサのロゴを一新し、プロセッサの評価システムを導入することを発表した。新しいロゴは企業システムにも付くが、主なターゲットはコンシューマーとなる。
最新のロゴは、右上にダイ(パッケージされていないチップ)のグラフィックを利用し、中央にメインブランド(例えば「Core」)を目立つように配置した。修飾語(例えば「i7」)はその横に表示されている。
Intelはまた、評価システムも開始した。5つ星(該当クラスで最高の性能)から、1つ星(性能が最も低い)までランク付けされている。Intelの広報担当であるBill Calder氏は「これにより、コンシューマーがBest Buyなどのショップで選ぶ際、『Centrino』『Core』『Celeron』『Core 2 Duo』『Core 2 Quad』なのかの区別がつく」と説明する。
言葉にすると簡単だが、実際はそうでもないかもしれない。コンシューマー(もちろん、「ハイテク通」を名乗るMicrosoftの新しい広告キャンペーンに登場する人物、Giampaoloは含まれないだろう)の中には、営業担当者がいないと新しいロゴを解読できないという人もいるはずだ。中でも、典型的なコンシューマー向けノートPCは、Intel、NVIDIA、Advanced Micro Devices(AMD)、AMDのグラフィックチップユニット「ATI」など、さまざまなシールが貼ってあり、手強い課題だろう。
Calder氏は、Intelが「かなり積極的なブランド簡素化計画」を進めているところだと言う。「われわれは『Core i7』を発表した際、Coreという単一のクライアントブランドに移行することを明らかにした。この方向性を進めているところだ」(Calder氏)
「Atom」プロセッサには、修飾語が付かない。将来的には、現在「Xeon」の後にアルファベットと数字が付けられているだけの「Nehalem」(開発コード名)サーバプロセッサでも、デスクトップ版のCore i7と同じように、Nehalemアーキテクチャの一部としてわかりやすく識別できる新しいブランディングを導入するとCalder氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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