ムービーの主な用途が子供の撮影とするなら、XR520は、文句なしにオススメできるスペックを備えている。とにかく手ブレ補正だけでも、運動会、発表会などでの撮影に仕上がりに違いが出る。これだけでも本製品を選ぶ価値はあるだろう。
さらに画質も目に見えて向上している。これまでソニー製のハイビジョンムービーと、他社製の画質を比べると、ソニー製の方がやや暗く、発色も冴えず“寒い”傾向にあった。しかし本機から画質や発色も大幅に改善され、画質でも選べる実力を備えている。
ユニークな機能では、撮影中の人物が笑うと自動的に静止画も撮影する「スマイルシャッター」機能を備えている。筆者のように旅先の思い出を記録したいという向きにも魅力的なムービーに仕上がっている。前述の手ブレ補正機能とGPS機能は、旅の思い出を楽しく残せそうだ。
残念なのは重量だ。約590gという重量は、長時間の撮影ではキツイ。同様のスペックでダブルメモリータイプなどを用意してほしい。できれば「HDR-TG1」のようなコンパクトモデルに今回の手ブレ補正機能が搭載されれば楽しいだろう。
前述したようにHDDの容量違いでXR500とXR520がある。今回使った感じでは240Gバイトあっても、結局バッテリが先に音を上げるのだから、不要に思われた。予算を優先するなら、120GバイトのXR500Vで十分だろう。
ちなみに付属のバッテリ「NP-FH60」だと45分程度の撮影でバッテリ切れになった。長旅をするなら「NP-FH100」など、大容量バッテリがほしいところだ。
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