本機はさらに新しい機能を備えている。それがGPS機能だ。本体の液晶部にGPSユニットを内蔵し、撮影と同時に位置情報を記録する。本体には簡単な地図情報が内蔵されており、地図上に撮影場所をポイントとして示すことができる。
地図データは世界対応なので、海外での利用も可能だ。一見するとカーナビのように使えそうだが、地図情報はカーナビに比べ粗いので、道案内といった使い方は期待できない。
GPSユニットは液晶部に内蔵されている。内蔵マイクは5.1chサラウンドに対応
GPSのデータは撮影時のポイントを記録するので、移動中のポインティングには対応しない
新横浜で新幹線に乗って車窓の風景を撮影し続けた場合、画像の位置データは新横浜のままになる。後継機では撮影時にGPSデータを更新できるよう改善してほしい
本機を持って旅に出てみた。目的は日本各地にある、マンガの銅像巡りだ。日本には鳥取県境港の水木ロードのように作者ゆかりの地に関連作品の銅像を並べて観光名所にしている場所がある。これらを手ブレ補正機能を頼りに、歩き録りしてみる
GPS機能を使うと、移動ルートが記録できる。スタートの敦賀駅前で位置情報の確認をした
福井県敦賀市にある「松本零士シンボルロード」を訪ねた。敦賀駅から気比神社まで、銀河鉄道999と宇宙戦艦ヤマトのキャラクターの銅像が展示されている。どれも感動の名場面なので、歩きながらカメラに収める
次に訪れたのが鳥取県北栄町にある「名探偵コナンの里 青山剛昌ふるさと館」だ
由良駅から歩いて20分ほどにあるふるさと館までの道すがら、名探偵コナンの主人公や登場人物の銅像が道案内をしてくれる
付属の地図ソフトを使うと撮影した位置を確認できる
最後は境港にある水木ロード。鬼太郎からコケカキイキイなどマイナーキャラまで、素晴らしいクオリティのブロンズ像になって並んでいる
由良から境港までの撮影ポイントを確認
こまめに撮影をON-OFFすればその分だけ、充実したGPSデータを記録できる
今回の旅を振り返ると……。このような行程をたどったことになる
撮影画像をインデックス表示
撮影した映像は、付属の画像管理ソフトのPicture Motion Browserで、管理・編集ができる。コンパスマークがついている画像にはGPS情報が記録されている
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