Diggが新機能「DiggBar」をリリースした。DiggBarは、DiggのURLからリンク先のページに行くと、ユーザーはそのページに留まったままDiggの投票システムやコミュニティーを利用できるという機能だ。Diggの公式ブログへの投稿によると、近いうちにユーザーは、DiggやTwhirlのようなサードパーティーのマイクロブログサービスを利用して、独自の短縮URLも作成できるようになるという。
DiggBarの長所は、従来のソフトウェアツールバーが提供する機能の大部分が搭載されている点だ。ユーザーのコメントを確認したり、コメントを返したりできるほか、関連記事を閲覧したり、票(digg)を獲得している同じニュースソースの他の記事を確認したりできる。その間ずっとDiggBarのユーザー体験は一貫しており、Diggのサイトにまた戻ることも可能だ。これはパブリッシャーにとっても都合がいい。DiggBarの機能を利用している間ユーザーを自分たちのサイトにつなぎとめておくことができるからで、以前ならこうしたことはDigg.comで行われていた。
対象記事のビュー数を表示してDiggが誘導したトラフィックの量をみんなに公開することもできる。たいていの場合、ビュー数は記事が獲得した票数よりも多い。これまで、こうした情報はDiggとパブリッシャーしか把握していなかった。
DiggBarで注目を集めそうなのは、ランダムにDiggの記事を閲覧できる「Random」ボタンが追加された点だ。このアイデアを真っ先に思いついたStumbleUponには何年も前からこの機能があるが、最近になってソフトウェアに依存せずに使える独自のツールバーを導入している。Diggファンはこのことで文句をつけるだろうか?そんなこともないだろうが、注目すべきは、ランダムに記事を閲覧する機能がこれまでDiggのサイトにはなく、今のところDiggBarでしか利用できない点だ。
米国時間4月2日の発表では2つのことが欠けているように思える。それは、以前から約束されていた「Facebook Connect」ログインのサポートと検索ツールの改善だ。2008年7月にFacebook Connectが公開された際に、Diggはパートナーとして発表されたが、いまだにFacebookのサイトに接続していない。Diggの最高経営責任者(CEO)であるJay Adelson氏は最近になって、Wiredや自身のFacebookページに、Diggのサイト検索ツールのアップデート版について意見を述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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