カカクコムは3月31日、価格.comのユーザーに対する意識調査「価格.comリサーチ」において、「定額給付金 あなたの使い道は?」と題した調査を実施し、その結果を発表した。
この調査は3月17日から3月23日までの間、価格.comでのウェブアンケートにより実施したもの。回答者数は6407人(男性87.9%、女性12.1%)となっている。
調査結果によると、回答者の98.8%が定額給付金を受け取り、「商品や外食などへの消費」(51.8%)、「生活費の補填」(27.5%)、「貯金」(11.8%)といった用途に使うと答えた。「仮に、定額給付金制度がなかったとしても商品の購入や消費をしますか?」と質問したところ、58.7%は定額給付金がなくても購入/消費すると答えており、半数以上は、定額給付金を予定していた買い物などの足しとして使うという結果になった。
また、定額給付金で購入する商品や利用するサービスは、耐久消費財よりは「外食」「旅行」などの一時的な消費に使われる傾向が強いことがわかった。「ゲーム機・ソフト」「おもちゃ・ホビー」「美容・マッサージ・エステ」といったものが、定額給付金によって購入や消費が喚起されたとカカクコムでは分析している。
フリーアンサーで、定額給付金についての感想などを聞いたところ、定額給付金を受け取ると答えた人のほとんどが、定額給付金自体の政策について「納得していない」と回答していた。むしろ「総額2兆円の税金ならもっとほかのことに使うべき」という意見が多く、給付金を受け取るのも「元は税金なので、還付金として当然受け取る権利がある」という意見が多かったとのことだ。
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