国民生活センターは3月11日、「定額給付金」の給付を装った振り込め詐欺が増えていると発表した。同様の手口に関する相談が、各地のセンターに対して少なくとも35件寄せられているという。
相談には「市役所職員を名乗る人から『定額給付金の手続きが終わっていない』と電話があり、携帯電話を持ってATMに行くように指示された」という振り込め詐欺と思われる相談や、「『定額給付金の給付のため口座番号を教えてほしい』と市役所職員と名乗る者から不審な電話がかかってきた」といったものがあった。
金銭をだまし取られたり、個人情報を悪用されたりした例は現在のところ確認されていないが、今後各市区町村で手続きが本格的に開始される中で同様の行為も増加し、被害が生まれる恐れがあるとして、注意を呼びかけている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」