Microsoftは今週CTIA Wireless 2009において、同社がリリース予定の「Windows Marketplace for Mobile」に加えて、ファッション界との結びつきも示す計画だ。
MicrosoftのRobbie Bach氏は米国時間4月2日、携帯電話のアプリケーションストアに関するMicrosoftの見解を示す予定だ。これは、スマートフォン向けに新たに作り直されている古いコンセプトであり、Appleの「App Store」の成功にならったものだ。Windows Marketplace for Mobileが「Window Mobile 6.5」とともにリリースされるのは、2009年だがまだ先の話だろう。しかし同社は今週、Windows Mobile携帯電話のユーザーが、自分の端末からアプリケーションを選択し購入して、ダウンロードする方法のデモを行うとみられている。
われわれは、Windows Marketplace for Mobileについて少し聞いている。Microsoftは、Appleのようにレベニューシェアモデルを予定しており、アプリケーションの売り上げの70%が開発者に、30%がMicrosoftに分配される。Microsoftは、同社の申請プロセスは「透明」になると約束しており、Appleに対するあからさまな皮肉を込めている。また、複数の申請には、開発者により多くの金額を課すことも計画している。
Bach氏は、Windows Mobileユーザーは、アプリケーション購入から24時間以内であればアプリケーションを返品して全額返金されると発表する予定だ。アプリケーションは携帯電話またはウェブサイトから購入可能で、支払いはクレジットカードまたは携帯電話キャリアの請求書で処理される。
Microsoftのモバイルコミュニケーションズビジネス担当ディレクターであるAaron Woodman氏は、Microsoftは携帯電話キャリアに対し、モバイルアプリケーションの楽しみに参加する機会を与える計画であると強調しており、キャリアにWindows Marketplace for Mobile上で「店の中の店」を設置させる計画があると述べている。
Woodman氏は、Microsoftが取り分の30%を携帯電話キャリアと共有するかどうかについてはコメントを差し控えたが、Microsoftは、キャリアが自社固有のアプリケーションを紹介するために、Windows Marketplace for Mobileホームページ外のページへのリンクを設けることを認める計画だ。
Microsoftは、同社のパートナーとともにアプリケーションストアの詳細に取り組んでいる一方で、Windows Mobileユーザーが自分の携帯電話にちょっとしたスタイルを加えられるようになる、ある契約も発表する。Microsoftは、2つのデザインハウス(Design Museum LondonおよびThe Council of Fashion Designers of America)と契約を結んだ。この契約では、アーティストやデザイナーがWindows Mobile携帯向けのテーマや壁紙を作成する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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