Daimler AGは現地時間3月25日、将来に目を向ける同社研修生らが、Mercedes-Benzのジンデルフィンゲン工場にて、燃料電池駆動の「F-Cell Roadster」を開発したことを発表した。
およそ1年の間、150人以上の研修生および産学協同プロジェクトの参加学生らが、F-Cell Roadsterの全体的なコンセプト立案、開発、組み立て、仕上げの段階に取り組んだ。同プロジェクトには、自動車メカトロニクス、モデル構成、電子機器、コーティング技術、製造整備士、製品デザイン、インテリアコーディネートなどの分野から、多くの準社員が携わった。プロジェクトで焦点が絞られたのは、実際の経験を通じたトレーニングに、新たな内燃機関に代わる駆動システムを組み入れることである。
F-Cell Roadsterは、Formula 1レースカーに搭載されるコンポーネントがベースとなった、独特のデザインに仕上がるグラスファイバー製のフロント部分や、手縫いのレザーカバーで覆われた、カーボンファイバー製のバケットシートなど、これまでのMercedes-Benzの歴史を結集した、整ったスタイルのエレメントを採用している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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