3月16日、「ZOZOTOWN」を運営する衣料品Eコマース大手のスタートトゥデイ株が値幅制限いっぱいまで買われるストップ高となった。経済環境が激変し、上場企業の業績計画が相次いで下方修正されるなか、スタートトゥデイは上方修正を発表。Eコマースビジネスの景気悪化、消費低迷に対する抵抗力の強さを示した格好だ。
2009年3月期の連結業績は、売上高を従来予想104億円から106億円へ、経常利益を同20億8000万円から22億2000万円へ増額した。前期と比較可能な単独ベースでは、売上高が23%増、経常利益は28%増となる見通しとなった。
1月初旬から実施したウインターセールが好調だったほか、2月以降は春物の立ち上がりが想定以上となっている。モノが売れない時代と言われる中でも、スタートトゥデイは商品力の強さを武器に計画を上回る販売実績を残し続けている。売上高増加にともない、利益率が改善傾向にあることも注目ポイントの1つだ。
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