文部科学省の調査で、中高生の約7割が携帯電話やパソコンの利用によるトラブルを経験していることがわかった。2月25日に公表された同省がまとめた「子どもの携帯電話等の利用に関する調査結果(速報)」で明らかになった。
調査は、2008年11月21日〜12月15日にかけて、全国の小学6年生、中学2年生、高校2年の児童と保護者の計1万6893組を対象に実施。その結果、携帯電話の保有率は小6が24.7%、中2が45.9%、高2が95.9%だった。
また、1日のメール送受信回数は小学6年生では「10件未満」(42.5%)がもっとも多かったのに対し、中学2年生、高校2年では「30通以上」の割合がそれぞれ33.4%、27.7%にのぼった。
一方、ネットの掲示板に悪口を書き込まれたり、個人情報や写真が無断で流用されるといったトラブルについて、携帯電話を所持している小学6年生の31%、中学2年生の66.7%、高校2年の68.5%が「経験あり」と回答。「ネットで知り合った人と実際に会った」と応えた割合は、高校2年で7.8%、中学2年生で2.3%になるという。
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