OpenOffice.org 3.0.1のWriterで文書を開く
そして、フリー系のソフトへ。まずはOOoからなのですが……結論から言えばかなり善戦。文字修飾や図形に関しては「丸囲い文字」と「囲み線」以外ほぼイメージに近い感じ。ワードアートやルビ、縦書きにまで対応しているのは驚きました。図形の色が落ちていたり、写真の位置が少しずれているのが惜しい!
・OOoその1:本文・図形
・OOoその2:表
・OOoその3:グラフと写真
NeoOffice 2.2.5のWriterで文書を開く
フリーのオフィススイート対決では互角といいましょうか、NeoOfficeもほぼ同じ表示。ただ、OOoでは表現できていた棒グラフの前のテキストレイアウトが崩れており、Microsoft Wordとの互換性に関しては3.0.1と2.2.5というバージョン差の分だけ少し劣るのかも知れません。
・Neoその1:本文・図形
・Neoその2:表
・Neoその3:グラフと写真
どのオフィススイートがお勧め?
まとめとしては、Windows時代のファイル資産を生かして仕事をする場合はMacでも素直にMicrosoft Officeを使う方が精神衛生上は良さそうです。VMware Fusion 2をインストールしてMac内にWindows環境を構築しているなら、しばらくは既存のWindowsからOfficeライセンスを移管してインストールすると言うのもアリですね。
ただし、Windows時代のファイル資産は基本的に参照が中心で編集を考えない、あるいは新たにMacで文書を作ることが中心と言う方は、UIが使いやすいiWorkもお勧めです。次回詳しくは書きますが、Macの良さはやはり「使いやすいソフト」にも在ると思いますし。
フリーで利用できるOOoやNeoOfficeなどもシンプルな使い方が中心の方にとっては十分実用に耐えうるレベルです。実際に仕事で使っている自治体や企業もあるようですね。少額でも気にいったら寄付も忘れずに!クレジットカードならPayPalのアカウントは不要です。
最後に、Wordで文書を作成し共有・移行する際は、旧来のWord形式(.doc)で保存する事をお勧めします。XML形式を採用した2007以降のWord(.docx)形式で保存したファイルをMicrosoft Office以外のオフィススイートで開くと、レイアウトによっては見るも無残な表示になることが多いからです(.docx形式で保存した今回のテストファイルを使って同様に試したところ、かなり崩れてしまった)。
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