インテルは2月26日、同社のWiMAXモジュールを内蔵したCentrino 2プロセッサ搭載ノートPCが、7月以降に日本市場に登場することを明らかにした。国内外のPCメーカーなど14社が賛同している。
これは2月26日に開始したUQコミュニケーションズのモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」の開通式の場において、同社代表取締役社長の吉田和正氏が述べたもの。UQ WiMAXは6月30日までを「お試し期間」として無料でサービスを提供しており、7月から月額4480円の有料サービスを展開する計画。この有料化に合わせて、ノートPCが出てくる見込みだ。
インテルでは、無線LANとWiMAXの両方をサポートする通信モジュール「WiMAX/Wi-Fi Link 5050番台」を内蔵したCentrino 2プロセッサー搭載のノートPCを提供するため、PCメーカーらと協力しているという。具体的には、ASUSTek Computer、エプソンダイレクト、オンキヨー、クラリオン、シャープ、ソニー、デル、東芝、Acer、NECパーソナルプロダクツ、Hewlett-Packard、パナソニック、富士通、Lenovoの14社が賛同の意を示している。
吉田氏はUQコミュニケーションズの取り組みについて、「2012年までに人口カバー率を90%にするという目標を掲げており、ここまで明確な計画を発表しているのは世界でも日本だけだ。(UQ WiMAXは)世界に誇れる事例になるだろう」とコメント。さらに、「インテルはWiMAXを世界規模で普及させるために、これまで7年間努力してきた。Centrino 2プロセッサ搭載PCを通じて、市場拡大に全力を尽くす」と意気込んでいた。
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