このオリンピックケータイなDJ918、機能は標準的なトンデモケータイと同様だ。タッチパネルディスプレイで手書き文字対応、SIMカードは2枚刺さるし、Bluetoothだってある。MP3やMPEG4のメディア再生もお手のものだ。まぁ見た目が派手な記念品であり、それ以外は特に目立った機能はない。「みやげ物にうまいもの無し」じゃないが、話題のための1品の、ごくフツーのケータイなのだ。
ところが……。毎度のことだがやっぱり中国をなめてはいけない。これだけで終わらないのが中国なのだよ諸君。お店でDJ918を一通りいじり購入しようか悩んでいると、店員さんが「あー、ちょっと待ってろ」と言って店の奥に消えていったのだ。むむっ、いったい何が起きようとしているのだろう?もしや、オリンピックロゴ入りのストラップでもくれるのだろうか?
待つこと数分。店員さんはなにやら白いダンボール箱を持ってやってきた。サイズはトーストの切っていない状態くらいの正方体。うーん記念マグカップにしては大きいし、いったいこれ何なんだろう?箱には手書きで「DJ918の付属品」としか書いてない。「あけてみな」と店員さんに言われるままに、箱の中身を取り出してみたところ──。
中から出てきたのは、な、なんと!それは巨大な外付けスピーカー。しかもデザインは本体に合わせた「赤+雲模様」。いったい何でこんなものが付属してくるのか意味不明だが、もしやオリンピック中継をケータイ内蔵ラジオで聞くときにこのスピーカーを使うとみんなでわいわい楽しめる、ということなのかもしれない。こんなものが付属してくるなんて、すっごくお買い得なケータイじゃないか、などと思えるから不思議だ(笑)
ではさっそくDJ918にスピーカーを接続してみよう。このスピーカー、正面に「Music Hi-Wi」と書いてあるが、その理由は良くわかった。音がもう割れちゃって割れちゃってHi-Fiどころか「高く広がる」。そう、まさにHi-Wiなんですわ(笑)。
しかもケーブルをちょっと引っ張ったら音が出なくなってしまった。こんなものあっても仕方ないけど「じゃまだから持ってってくれ」と店員さん。あれ、私買うことになっちゃったの?(汗)
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