Googleにとって人々の健康管理がますます簡単になりそうだ。
ユビキタスサービスを展開するGoogleが、IBMの新しいソフトウェア製品に関する契約を結んだ。このソフトウェアはIBMが医療機器の相互接続を促進するContinua Health Allianceという団体の協力を得て開発した製品で、例えば糖尿病患者用の血糖値計測器といった健康管理機器の個人データを抽出し、そのデータを該当する患者の「Google Health」ファイルと直接的に共有する(同じくGoogle Healthを利用していれば患者の担当医と共有することも可能)。
このIBM製ソフトウェアは一部オープンソース標準に基づいて構築されており、いずれは別の個人健康記録(personal health record:PHR)サービスでも使用可能になる予定だ。
「IBMとの提携は双方にとって利益のあるものだ。ユーザーは非常に簡単で自動化された方法で健康管理機器のデータにアクセスできるようになる」とGoogle Health担当ディレクターであるSameer Samat氏はリリースで述べた。「IBMはこのソフトウェアで重要な一歩を踏み出した。このソフトウェアを利用すれば、機器メーカーや病院は、Google HealthのようなPHRプラットフォームに記録データを容易にアップロードできる」
Google Healthは健康記録をデジタル化するサービスで、5月に開始された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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