ウェブ調査会社Net Applicationsによれば、1月はベータ段階にある「Windows 7」と従来から利用されている「Mac OS」が好調だったようだ。
Mac OSの市場シェアは現在、ウェブにアクセスするOSの中で約10%で推移している。
Net Applicationsによる1月のOperating System Market Shareレポートでは、Mac OSのシェアが、2008年12月の9.63%から上昇し、9.93%となっている。「iPhone」も12月のシェア0.44%から、2009年1月には0.48%へと上昇した。
FortuneはNet Applicationsの発表を扱った記事を掲載し、その中でAppleの「iPod touch」が数字を伸ばしたことに注目している。
「しかしながら、1月の最大の勝者はiPod touchであった。2008年12月における『爆発的な』成長は、年末のホリデーシーズン後も衰えることなく続き、37.5%も成長してインターネット上で0.11%のシェアを獲得した。(中略)少なくともNet Applicationsのデータから判断すると、2009年1月のウェブ上でのヒット1000件のうち、1件以上が、iPod touchからのアクセスであったことになる」
一方、Windows 7の利用は、Microsoftによるパブリックベータ版の公開を受けて、1月に急上昇した。Windows 7は、2009年末頃に公開予定の「Windows Vista」の後継OSである。ベータ版が公開(必ずしも順調ではなかったが)された米国時間1月10日時点のシェアは約0.04%だった。そして、1月の残りの期間を通じて、Windows 7のシェアは約0.12%から0.15%の間を上下した。しかしその後、「Net ApplicationsのWindows 7に関する緊急報告によると、1月31日に同OSのシェアは0.23%への急上昇する形で1月を締めくくったという。
1月31日に急上昇したのは、多くの人がこの日について、ベータ版を取得できる最終日と考えたためかもしれない。しかし、Microsoftはこの約1週間前、Windows 7のベータ版が2月10日まで取得可能にしたと述べ、ダウンロードの提供期間を延長した。
しかし全体的に見ると、Windowsは少しずつ低落傾向にある。2月1日に発表された1月のNet Applicationsの報告では、MicrosoftのOSシェアが2008年12月の88.68%から減少し、88.26%となっている。もちろん、これは依然として大きな数字であり、Windowsが首位の座を保っている。2009年1月は、Linuxが0.83%で第3位につけ、2008年12月の0.85%とほぼ横ばいであった。
Net Applicationsは、ホストされたウェブサイト統計のネットワークにアクセスした1億6000万人のデータから算出している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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