自宅でのバスタイムに欠かせない入浴剤。最近はお菓子会社とのコラボレーション商品や、お湯に溶けると中からおもちゃが現れるユニークなアイテムが次々発売されているが、ユーザーは実際、どんな効果効能を求めているだろうか。20代から50代を中心とするネットユーザー432名の回答を集計した。
自宅で湯船につかる時間を答えてもらったところ、「30分以内」が69.2%で最も多く、「31分〜1時間以内」(16.9%)、「1時間以上」(1.4%)を合わせると、全体の87.5%が湯船につかると回答した。年代別では年代が上がるほど「30分以内」と答える人が多かったが、20代では「つからない」派が他の年代より4ポイント以上多く、17.4%だった。
湯船に「つかる」と答えた人に入浴剤を使うかを聞くと、「よく使う」が33.6%、「たまに使う」が40.2%で、合わせると使用率は73.8%に上った。
男女別に見ると、男性の65.7%が「よく使う」もしくは「たまに使う」としたのに対し、女性では82.8%と15ポイント以上も高く、年代が上がるほど「よく使う」と答えた人が多かった。
入浴剤を「よく使う」「たまに使う」人を対象に、選ぶポイントを複数回答形式で答えてもらったところ、トップは「香り」が76.7%、以下「血行促進」が54.1%、「色」が37.6%、「美容効果」が28.7%の順だった。
最近話題の「おもちゃが入っている」が4.3%、「お菓子などとのコラボレーション商品」は1.4%にとどまっており、ユーザーはあくまでも疲労回復や癒しといった実質的な効果を求めていることがうかがえる。
また男女別に見ると、「血行促進」では男性が63.1%で女性の46.3%を上回った一方、「香り」では男性が69.2%なのに対し女性が83.2%、「美容効果」においては男性が21.5%に対し女性が34.9%と、いずれも10ポイント以上の差をつけており、男女間で入浴剤に対するニーズの違いが明らかになった。
さらに、入浴剤を使う理由についても当てはまるものをすべて回答してもらった。全体では「リラックス」がトップで74.9%、2番目と3番目には「疲労回復」が65.9%、「血行促進」が45.9%と肉体疲労への効果を挙げる声が続き、4位には「リフレッシュ」が41.9%でランクインした。5位は「美容目的」だったものの、全体では22.2%で、4位との差はおよそ20ポイント。
この傾向は性別・年代別ともに同様で、美容よりもリラックス・疲労回復といった効果を期待している点が浮き彫りになった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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