拡大するインターネット通販市場。中でも「規格外」や「傷がある」などの理由で、高級品だが格安で販売されている「訳あり商品」に人気が集まっているとの動きを受け、ネットユーザーの実態を探った。集計回答数は男女432名。
インターネットショッピング利用経験者は全体の74.5%。年代別に見ると、20代では65.2%、50代では68.8%だが、30代では75.5%、40代では79.8%を占めた。
「訳あり商品を調べたことがあるか」と聞いたところ、「ある」と答えたのは39.4%。男性35.6%に対し、女性は43.7%にのぼり、年代別では、40代が45.2%と最も高かった。
また、インターネットショッピングの利用経験有無別に見ると、経験者では47.2%が「調べたことがある」と答えたが、未経験者では16.4%にとどまり、関心度には大きな差が見られた。
調べたことのある人に訳あり商品の購入経験を聞くと、62.9%が「購入経験がある」と回答。インターネットショッピング利用経験者では69.7%を占め、年代別では関心度と同じ傾向だったが、男女別では、女性56.3%に対し、男性は69.9%と、男性の方が13ポイント高く、関心度とは異なる傾向だった。
購入経験者に「訳あり商品を購入した理由」を複数回答方式で問うと、全体では「安く購入できるから」が最も高く83.2%、次いで「『訳あり』でも気にならないから」が57.9%、「元が良い品だから」57.0%と続き、「クチコミがよかったから」は15.0%。
男女とも「安く購入できる」ことに一番多くポイントが集まったが、2位は男性では「『訳あり』でも気にならないから(58.6%)」であったのに対し、女性では「元が良い品だから(61.2%)」と異なっており、男女で商品の注目点に違いが見られた。
年代別では40代で「安く購入できるから」が92.1%と特に高い点が目立った。たとえ「訳あり」でも、「良いもの」を「安く購入したい」というのが購入者の本音のようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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