Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間1月22日、2008年第4四半期決算(2008年10月-12月期)を発表し、予想より大きい約14億ドルの純損失を計上した。
同四半期の損失14億2000万ドル(1株あたり2.34ドル)は前年同期に計上した17億7000万ドル(1株あたり3.06ドル)の損失よりも縮小しているが、アナリストの予想より悪い結果となった。
一時的費用を除くと損失は1株あたり69セントだが、アナリスト予想の1株あたり54セントより悪化した。
IntelやTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)と同様に、AMDも顧客からの受注が急激に落ち込んでいる。
2008年第4四半期の売り上げは11億ドル6200万ドルで、2008年第3四半期と比較すると35%の減少、前年同期比では33%の減少となった。2008年第3四半期の製造技術のライセンス供与による売り上げ1億9100万ドルを除外した場合、前期比で28%の減少になると同社は述べている。
2008年通期での売り上げは58億800万ドル、純損失は30億9800万ドルとなった。2007年通期での売り上げは58億5800万ドル、純損失は33億7900万ドルだった。
AMDは今後の業績予想の詳細を明らかにしなかったが、「現在のマクロ経済の状況、先行きの不透明さ、サプライチェーンで続く調整を考慮すると、AMDの2009年第1四半期の売り上げは2008年第4四半期よりも少なくなると予想している」と記している。
AMDは2008年12月に第4四半期の売り上げの予想を大幅に下方修正していた。
同社の株価はおよそ2ドルで取引されており、5ドル以上の株価で取引されていた9月末以来、その価値は50%以上下落している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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