Googleは米国時間1月15日、「Google Apps Premier Edition」の管理者たちに新しい権限を付与し、「Gmail」「Google Docs」などのホステッドアプリケーションへアクセスする際にエンドユーザーが使用するパスワードをコントロールできるようにした。
Google Appsの管理者は、パスワード文字数の下限を設定でき、各ユーザーのパスワードの強度を時間の経過とともに観察できる。パスワードが破られやすくなってきたら、ユーザーに変更を促すことも可能だ。パスワードのベースに使われている単語や名称がより一般化し、ディクショナリ攻撃の危険性にさらされやすくなると、その強度は低下する。
Google Appsのセキュリティ担当ディレクターEran Feigenbaum氏は、エンドユーザーのセキュリティ上の選択に対し「顧客からより高い可視性が求められており、(新機能は)要望の寄せられていた機能であった」と述べた。
エンドユーザーに提供されるエクスペリエンスそのものは変わらない。主に企業や教育機関などで構成されるPremier Editionのユーザーは、Google Appsの一般ユーザーと同様、パスワードを作成した際にその強度を視覚的なツールで確認できる。
詳細はGoogle Enterprise Blogに記載されている。また、Googleが提供するパスワードに対するアドバイスはこちらを参照されたい。
専門家は、より長くて、一般的な言葉とはかけ離れた文字列を使用しており、大文字や特殊文字をふんだんに活用したパスワードほど、安全性が高いと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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