ではこのカメラユニットはどうやって使うのだろうか?まずはケータイ本体の裏蓋をあけてみよう。本体内にはバッテリが2本収納できるようになっており、1本だけでもケータイの利用が可能だ。つまり1本は普通のバッテリ、もう1本はカメラユニットを入れておけばケータイを持ち運ぶだけで遠隔カメラも一緒に持ち運べるというわけであーる。
では実際に自分がスパイになって、このスパイケータイを使うシーンを想像してみよう(笑)。まずはスパイ先のパーティー会場に到着だ。身分をごまかしたまではよかったが、荷物のチェックがあるという!でもボディーチェックを受けても、まさかケータイの中身までを見られることはないだろう。電池カバーを開けられてしまっても、せいぜい「電池2本とは便利なケータイだ」と思われ素通りさせてくれるはずだ。
さてと、大広間でパーティーが行われている間にこっそりと部屋に忍び込もう。ケータイの電源は入れたまま本体内からカメラユニットだけを取り出し設置すれば準備は完了だ。──おっと、部屋を出ようとしたら建物内のセキュリティに出くわしそうだ!ならば何食わぬ顔で電話をしながら部屋を出てこよう。そこでボディーチェックを受けても、持っているものはケータイだけ。しかもそのケータイはちゃんと通話ができている。フフッ、完璧だぁ!
とまぁこのように、このスパイケータイは本当にスパイ活動用として使えてしまいそうである。なお、カメラユニットはワイヤレス利用できるようにバッテリが内蔵されているが、ケータイ本体に入れたまま利用するとカメラユニットのバッテリも消費されてしまう。そこでパッケージ内には別途バッテリ単体用の充電器も付属している。この充電器も一度にバッテリ2本を充電できる便利モノで、長時間のスパイ活動中もつねにケータイの電源を切らさぬような工夫がされているのだ。
ではさっそく街に出てスパイ活動をしてみよう(笑)。スパイカメラユニットの使い方は簡単だ。まずはカメラユニット側面のスイッチをONにする。次にスパイカメラ背面のアンテナを引き上げる。これで両者が自動的に接続される。最後に本体右側面の「スパイボタン(筆者が勝手に命名)」を押す。すると……。
おぉー!映ってるぅー!スパイカメラユニットの前に置いたオブジェの像が、きちんとスパイカメラのディスプレイに映っているではないか!説明書によると音も聞こえるそうだが今回は調子悪かったのか音は聞こえなかった。また画面上の録画ボタンをタップすると、カメラに映し出している映像をメモリ容量の許す限り録画できるそうだ(MPEG4形式)。これなら赤ちゃんやペットの監視など、リモートカメラとしても使えそうだぞ。
また付属のAVケーブルを使えば、スパイケータイのディスプレイ表示をTV画面で見ることも可能だ!画質は多少荒くなるものの、大画面を利用できるのはうれしい機能だろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス