ならば、デジタル音楽市場ではAppleの独走がこのまま続くのだろうか。
Appleに挑戦して唯一対抗できる可能性があるのは、おそらく「MySpace Music」だろう。メジャー音楽レーベルとNews Corp.によって設立されたこのサイトは、ソーシャルネットワークが音楽販売に残された最後の「肥沃な土地」だという希望を示している。
Appleに比べMySpaceが有利なのは、世界中で1億人を超えるユニークビジターに音楽を売り込む機会と、音楽交流の中心的な場であるという評判があることだ。MySpace Musicは無料の音楽ストリーミング配信も提供しており、今後は商品やコンサートチケットも販売する予定だ。MySpace Musicは、音楽に関するすべてを1カ所で購入できるワンストップショップであるとしている。
しかし、デジタル音楽ストアは銀行のようなものだ。よほどの理由がない限り、利用者は乗り換えようとしない。筆者は決してAppleマニアではないと思っているが、乗り換えようかどうか悩むような差し迫った状態には陥っていない。
確かに、iTunesがもう少し新しい音楽を見つけやすかったら、もっと音質が良かったらとは思う。けれども、ライブラリの管理やiPhoneとの連動といった毎日の作業では、明らかにAppleが優れている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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