この違いは重要だ。それと言うのも、今のところセルフホスティング型のライフストリームは必ずしも、多作なライターの長文コンテンツに取って代わるものではない(将来そうなる可能性は高いが)からである。だが、ライフストリームを今のブログに組み込みたいという人にとって、取り得るその他の方法としては、自分のサイト上に新しいページを作るか、FriendFeedウィジェットをサイドバーにはめ込む以外にない。今のところ、ライフストリームと記事をページ上の1つの連続したストリームに組み入れるよい方法はない。しかし、Kakuteruならそれができる。
Kakuteruライフストリームはサービスのオンとオフを切り替えることができるが、それをオンザフライで行えるようになればさらに優れたものになる。Twitterをオフにしてすべてのメッセージをライフストリームから削除するのではなく、Kakuteruが、古いエントリを削除することなく、しばらくの間Twitterの投稿を「停止」してくれれば素晴らしい機能になるはずだ。追加のコンテンツを時々インポートしたいと思っているブロガーには最適な機能と言える。例えば、あるイベントに参加している場合、Twitterストリームをオンにしてマイクロブログの活動を組み込むことができ、ビデオを録画する場合であれば、YouTubeストリームを一時的にオンにするといったことができる。ただ残念ながらKakuteruの切り替え機能は現時点では、すべてオンかすべてオフのどちらかしか選べない。
Dominiek ter Heide氏が開発したKakuteruは、2008年12月後半にLouis Gray氏のブログで初めて取り上げられたが、これまであまり注目されることはなかった(Kakuteruの機能の詳細は、この記事で確認してほしい)。
現在、Kakuteruは開発の初期段階にあるため、そのサイトはまだ洗練されたものではなく、多少のバグがあり、また動作が遅くなることもあるが、だからと言ってKakuteruを使わない手はない。Kakuteruは優れたアイデアであり、自動タグ設定などのWeb 3.0機能や、Zemantaからの記事の取り込みといった意味解析に基づいたオプションを備え、Kakuteruのブログ部分からは次世代プラットフォームとはどういうものかが垣間見える。
KakuteruにはDISQUSコメントを取り込む機能が最初から付いており、ソーシャルブックマーキングプラグインのAddThisのようなサービスや、Dopplrからの旅行スケジュールを追加することができる。さらにユーザー自身のストリーム用RSSフィードも備えている。
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