2008年もITベンチャー企業を取り巻く環境にはさまざまな動きがあった。今年もっとも読まれた記事をもとに、注目を集めた出来事やサービスを振り返ってみよう。
2008年もっとも注目を集めたのは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「ウェブカレ」のプロデューサーを務めるリンクシンクのはまちや2氏へのインタビュー記事「求めたのはネットを使った女性の“癒し”--『ウェブカレ』プロデューサーのはまちや2氏」だった。
SNSといえばユーザー数ではmixiやモバゲータウンに注目が集まりがちだが、ウェブカレやピクシブのイラスト共有SNS「pixiv」など、特定のテーマに特化したサービスにも注目の集まる1年だったのではないだろうか。
2位となったのはソーシャルレンディングサービス「maneo」を提供するmaneoのサービス開始までの過程をインタビューした「maneo妹尾氏が明かす『国産ソーシャルレンディングサービスmaneo』ができるまで」だった。
ソーシャルレンディングとは個人が個人にお金を貸す、もしくはそのためのマーケットプレイスを提供するというもの。海外ではZopaやProsperをはじめとして数多くのサービスが展開されている。しかし、貸金業と金融商品取引業の2つに登録した上でサービスを提供した企業は同社が国内初であった。そのため新しいビジネスのモデルとしても注目を集めたようだ。
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