「ちゃんとした、おもしろい会社に」--ペパボ家入氏、引きこもりから上場社長

鳴海淳義(編集部)2008年12月25日 08時00分
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 12月19日、ホスティング、EC支援、コミュニティ事業を展開するpaperboy&co.(ペパボ)がジャスダック証券取引所に新規上場した。

 ペパボの2007年12月期の売上高は17億9380万円で、経常利益は3億6730万円。「ロリポップ」をはじめとしたホスティング事業を中心に、EC支援サービス「カラーミーショップ」、ブログサービス「ジュゲム」など、主に個人を対象としたインフラサービスを提供する。

 サービスのネーミングやデザインなど細部へのこだわりで、コアなネットユーザーの間に根強いファン層を構築してきたペパボが、なぜこの時期に上場を決意したのか。代表取締役社長の家入一真氏に聞いた。

--12月19日に無事上場されました。いまのお気持ちは。

paperboy&co.代表取締役社長の家入一真氏paperboy&co.代表取締役社長の家入一真氏

 上場自体は東京に来た2004年から意識していました。特に同世代の人が経営しているIT企業、先日上場されたグリーさんもそうですが、そういったところを目指していました。ペパボという会社をこれからも大きくしていきたいと思っていますし、その過程の1つの節目にようやく来れたかなという気がしますね。

 ブログのエントリーなどに、「ペパボは上場しないほうが絶対にいい」とかよく書かれるんですが、逆に言うとそこを恐れて何もしないのはペパボらしくないと僕は思っています。

 うちみたいな会社が上場したことで、うち以降のおもしろい会社も「ああ、ペパボが上場しているのだからうちも目指そうか」と、勇気を与えられるような存在になれたらいいなと思います。

--経営理念の「もっとおもしろくできる」とはどういう意味ですか。

 社内でみんなが口癖のように言っていた言葉がそのまま理念になっています。他社が出したサービスを見て、「これってうちだったらもっとおもしろくできるよね」とよく言うんです。

 例えばロリポップもそうです。もともとあったレンタルサーバという地味なサービスをもっとおもしろくしようと思って、ロリポップができました。

 これからは1から新しいことをやっていかなければいけないですが、基本的にはすでにビジネスとして成立しているものをさらにおもしろくして、うち流にアレンジして展開していくというのがペパボのやり方だと思っています。

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