携帯電話市場は契約者数が1億人を超え、端末の割賦販売方式が普及したことで新端末の買い替え需要がにぶっていることから、今後の市場成長を危ぶむ声もある。しかし、富士通取締役副社長でプロダクトビジネスグループ担当兼ユビキタスプロダクトビジネスグループ長の富田達夫氏は「(機器だけでなくサービスなど)もろもろを含めると、携帯電話市場は10兆円もの規模になる。ユビキタス化を考えれば、無限の可能性がある市場だ。携帯電話事業は富士通の顔であり、センサーや無線技術などの先端技術のけん引役でもある」として、今後も注力していく分野だと話した。