ブログやソーシャルウェブは日本でどう進化してきたか--Web 2008 Expo開催

山口由起子(ララマル)2008年12月05日 20時56分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「日本から世界に発信する、ウェブ時代のビジョン」をテーマにしたイベント「Web 2008 Expo」が、12月3日と4日の2日間にわたり渋谷区商工会議所にて開催された。約20名にのぼるウェブ界のリーダーたちが、OpenIDをはじめ、ブログやソーシャルウェブ、ジオメディアなど8つセッションを展開した。

 12月3日のセッション「日本のブログ」では、アジャイルメディア・ネットワークス代表取締役の徳力基彦氏と、アメーバブログを担当するサイバーエージェント新規開発局局長の長瀬慶重氏が登壇。シックスアパート代表取締役の関信浩氏がモデレータを務めた。

 まず、日米のブログの違いについて議論された。米国では「ブログを書いているとオタクと言われる」と徳力氏が語るように、ジャーナリスティックで書き手が限定されたメディアとしての機能を持つという。それに対し、日本は参加の敷居が低く、個人の日記・友達との連絡手段といったコミュニケーション機能として発展してきたことが指摘された。

 また、ブログを使ったバイラルマーケティングについては、「商品自体が良いことが前提」(徳力氏)とした上で、「ブロガーのモチベーションを刺激するネタを提供することが重要」(長瀬氏)であり、効果としては「商品が刺さる(商品に注目が集まる)コミュニティを見つけるのに向いている」(徳力氏)、「一言で説明するのが難しい商品を広めるのに向いている」(関氏)とした。

 今後のブログの方向性については、「個人のアイデンティティを広げる機能が強化」(長瀬氏)という意見が挙がった。

 次のセッション「ソーシャルウェブの進化」では、コミュニティデザイン研究所所長の金相集氏、マイクロソフト株式会社技術統括室CTO補佐の楠正憲氏、ミクシイmixi事業本部規格本部長の岨中健太氏が登壇し、XSHIBUYA 代表の本荘修二氏がモデレータを務めた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加