ソーシャルネットワーキングの方向性については、「グローバルなプラットフォーム上に社会的文脈をローカライズする“グローカライズ”が求められる」(金氏)、「アーリーアダプターとして良い人とつながりたいニーズにより、2年ごとに新しいものが出てくるのでは」(楠氏)、「ミクシイはリアルの世界を反映していく。外部とのアライアンスも活用する」(岨中氏)との意見が挙がった。
また、「収益化を目指すプロバイダー側と楽しさを求めるユーザーとのギャップは依然課題」(金氏)である上で、将来は「コミュニケーションだけでなく、エンターテインメントコンテンツやEラーニングなどと複合化がされていくだろう」(金氏)とした。
その後、オープンIDの課題について議論された。「ソーシャルグラフはサービスの肝であり、ユーザー自身のニーズを考えながらデータポータビリティを日々議論している」(岨中氏)、「ソーシャルグラフを活用して新しいアイデアを試す機会をつくることは重要だが、それ以上にお客さんのプライバシーを守ることが重要」(楠氏)との意見が挙がった。プライバシーの問題については、各社よりユーザーへメリットを明確に説明することが重要との見解があった。
最後に楠氏から岨中氏に「ミクシイの一番のライバルは?」という質問がだされた 。これに対して岨中氏は「リアルの世界の反映を目指している点でFacebookに注目している」と回答してセッションは締めくくられた。
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