海の向こうで再び、米ヤフーをめぐる動きが活発化してきた。12月2日、ウォールストリートジャーナルの電子版が、AOLの前CEOであるミラー氏がヤフー買収に向けて資金調達に動いていると報じた。その額は300億ドル。米ヤフーはかつて、同じポータルサイト大手のグーグルとの買収交渉が破談していた。
このニュースを受けて日本のヤフー株は、12月3日の株式市場で急反発。米国ヤフーと日本のヤフーとの業務的な関連性はほとんどなく、業績面などへの影響は考えにくい。しかし、これまでM&A(企業の合併、買収)関連の話題に乏しかったインターネット関連企業に対する買収価値を認識させた効果は大きく、株価に対しては大きな刺激となっている。
12月3日の東京市場ではヤフーのほか、インターネットショッピングモール運営の楽天や、インターネット広告代理大手のセプテーニ・ホールディングスなども人気を集めた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス