Hewlett-Packard(HP)は米国時間11月18日、2008会計年度第4四半期(8-10月期)の暫定決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比19%増の336億ドル(為替の影響を除くと16%増)になる見込みだという。
希薄化後の1株当たり利益(EPS)は、GAAPベースで84セント、非GAAPベースで1.03ドルだった。非GAAPベースのEPSには、購入した無形資産の償却、リストラ、進行中の研究開発、その他の買収関連費用(1株当たり約19セント)に関連する税調整が含まれていない。
HPは、11月24日に同四半期の決算を正式に発表する予定だ。
同社は、今後の業績見通しについて、為替相場の変動が引き続き大きく影響し、2009会計年度第1四半期は売上高が約5%増、2009会計年度通期通期は6〜7%増にとどまると予想した。
HPの予測によると、2009年第1四半期の売上高は320億〜325億ドル、希薄化後EPSは非GAAPベースで93〜95セント、GAAPベースで80〜82セントになるという。
2009年通期の予測では、売上高が1275億ドル〜1300億ドル、希薄化後EPSは非GAAPベースで3.88ドル〜4.03ドル、GAAPベースで3.38ドル〜3.53ドルになるという。
今回の決算内容には、HPが2008年5月に139億ドルで買収したITサービスプロバイダー、Electronic Data Systems(EDS)の業績が大きく貢献している。それでも、ハイテク業界が財務面でますます厳しい状況に追い込まれているなか、今回発表された数字は希望の光を示すものだ。
HPの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Hurd氏は、声明で次のように述べた。「HPは、その世界的なリーチ、多様な顧客基盤、広範なポートフォリオ、さまざまなコスト改善策を引き続き活用するなか、今回も好調な四半期決算を達成した。困難な市場で成果を出すわれわれの能力は、HPを他社と差別化するものであり、シェアを増やして利益を拡大し、より強い勢力として現在の経済環境から浮上することを可能にする」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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