Hewlett-Packard(HP)は米国時間9月15日、最近買収したElectronic Data Systems(EDS)の統合にあたり、これから3年間かけて数万の人員を削減する計画だと発表した。
HPはこうした人員のおよそ半数についてこれから3年かけた置き換えで、世界中に広がった市場と顧客の多様性に対処するサービス提供能力が適切に配分された、グローバルな人員体制を作っていきたいと考えている。
HPは5月にコンピュータサービス企業であるEDSを139億ドルで買収する計画を発表した。この買収は8月に完了した。今回の人員削減が完了すれば、年間18億ドルのコスト削減になると見込まれており、同社はこれをほかの分野へ再投資する計画だという。
会計面についてHPは、会計年度2008年第4四半期(8-10月期)にこの再編成プログラム関連で17億ドルの費用を計上すると語った。同社によるとそのうち14億ドルは営業権の経費として、3億ドルは再編成の経費として決算に計上されるという。
この発表は、HPによる金融アナリスト向け会議のなかで、コストの「合理化」への取り組みの一環という位置づけで明かされた。
発表の中で同社最高経営責任者(CEO)のMark Hurd氏は、「HPは今、現在と将来の顧客のニーズに応える、市場でもっとも幅広い技術能力を備えている。HPには買収を実施し、それを統合して市場で主要な位置を獲得していくための、強力な実績がある。われわれはHPとEDSによる顧客と株主のため、両社の約束を果たしていく」と語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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