キヤノン、金融危機の影響を受け、日田キヤノンマテリアルの操業時期を延期

加納恵(編集部)2008年11月17日 18時50分

 キヤノンは11月17日、2008年12月に着工を予定していた、日田キヤノンマテリアルの着工、操業開始時期を延期すると発表した。着工は2009年6月になる予定だ。

 日田キヤノンマテリアルは大分県日田市に設立が予定されているトナーカートリッジ用部品、トナーなどの製造拠点。2008年5月に発表され、当初は12月に着工、2009年9月の操業が予定されていた。

 しかし、サブプライムローンをはじめとする世界的な経済の停滞により、トナーカートリッジの需要の伸びは当初想定より減速すると判断。生産計画の見直したとのことだ。

 これにより、着工は2009年6月に、操業は2010年10月へと延期される。なお、同社では社員ならびに採用内定者についての雇用への影響はないとしている。

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