キヤノンは9月17日、コンパクトデジタルカメラの新製品として「PowerShotシリーズ」3機種および「IXY DIGITALシリーズ」2機種の計5機種を、9月20日より順次発売すると発表した。
今回発売される5機種は、いずれも高性能映像エンジン「DIGIC 4」を新搭載したコンパクトカメラだ。人物の顔をきれいに撮影する「フェイスキャッチテクノロジー」、被写体の動きを検出しISO感度とシャッタースピードを自動設定する「モーションキャッチテクノロジー」により簡単かつ美しい撮影を実現。ノイズの少ない高感度撮影を可能にする「ノイズリダクションテクノロジー」についても大幅に性能が向上している。
「PowerShot G10」は、クラシカルデザインのボディに1470万画素CCDや28〜140mmの光学5倍ズームレンズを搭載したフラッグシップモデル。撮影モード用とISO感度用に加え、マニュアル撮影の利便性を高める露出補正用の専用ダイヤルも装備している。RAWデータ現像用のソフトとして「Digital Photo Professional」を採用したのも特徴だ。発売日は10月下旬で、店頭想定価格は6万円前後となっている。
「PowerShot SX1 IS」と「PowerShot SX10 IS」は、2007年6月発売の「PowerShot S5 IS」が持つ高倍率ズームと高精度な光学手ブレ補正機能を進化させたモデルだ。いずれも28〜560mmがカバーできる新開発の光学20倍ズームレンズを搭載。ズームレンズの駆動に「USM(Ultra Sonic Motor)」を、フォーカスレンズの駆動には「VCM(Voice Coil Motor)」を採用し、高速かつ静かな動作を可能にしている。SX1 ISの撮像センサには1000万画素CMOSセンサを新採用し、フルHD動画の撮影を実現。SX10 ISには高精細な1000万画素CCDを搭載する。発売日と店頭想定価格は、SX1 ISが12月で7万円前後、SX10 ISが10月中旬で5万5000円前後だ。
「IXY DIGITAL 3000 IS」は、光学3.7倍ズームレンズや1470万画素CCDを搭載したIXY DIGITALシリーズのフラッグシップモデルだ。マニュアルモードでシャッタースピードや絞り値の変更が可能になったほか、被写体にピントや露出を合わせ続ける「クイック撮影」を新採用。カラーはブラックとシルバーの2種類だが、コンパクトデジタルカメラの累計出荷1億台達成を記念して特別カラーのレッド「IXY DIGITAL 3000 IS プレミアムキット」も限定販売される。発売日は9月20日で、店頭想定価格は4万5000円前後。プレミアムキットに関しては500台限定となっており、同社直販サイト「キヤノン オンラインショップ」での価格は4万9980円だ。
「IXY DIGITAL 920 IS」は、28〜112mmの光学4倍ズームレンズや1000万画素CCDを搭載したモデル。奥行きが23.6mmまで薄型化されたほか、より視認性を高めた3.0型の大画面「クリアライブ液晶 II」モニターを採用している。カラーはゴールドとシルバーの2種類が用意されており、発売日は9月20日。店頭想定価格は4万円前後となっている。
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