1〜2年単位で携帯電話端末を分割購入する「割賦購入」。いまや主流となっている購入形式だが、利用状況や利用者の意識はどうなのか?20代から40代を中心とする携帯ユーザー男女343名の回答を集計した。
携帯端末の割賦購入(分割購入)を「利用している」のは全体の43.1%。男女別では男性が40.0%、女性が44.8%と女性の方が利用率が若干高かった。年代別では、20代が38.9%、30代が45.7%、40代が46.8%と年代が上がるほど利用していた。
割賦利用者に「次の機種変更は、割賦金の残額が無くなってから検討するか?」と聞いたところ、「割賦金が無くなったら機種変したい」がトップで58.1%だが、「その前(割賦金がなくなる前)に機種変したい」も10.1%で、“機種変積極派”は合わせて70%近く。一方、「2年以上使い続ける」を選択した“機種変消極派”は31.8%だった。
“機種変積極派”を男女別に見ると、「割賦金が無くなったら機種変したい」は男女ともほぼ同率だが、「その前に機種変したい」が男性は14.6%、女性が8.0%と男性の方がより積極的。年代別では、「割賦金が無くなったら機種変したい」は20代が最も高かったが、「その前に機種変したい」は40代が27.3%と、20代の9.5%、30代の4.8%を大きく上回った。
さらに割賦利用者へ今後の機種変更について聞くと、全体の52.7%が「良い新機能がでたら」と答え、特に男性では70.8%。一方、「壊れるまで考えない(今ので満足)」は、男性では10.4%だが、女性は27.0%と3割近くにのぼり、世代別では20代で35.7%と、30代の17.5%、40代の13.6%に比べ高い。
女性や若い世代の”機種変消極派”優位の背景には、NTTドコモの購入方法のように同じ携帯端末を長く使えば使うほど割安になる、などといった事情もあるのかもしれない。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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