Motorolaは2008年第3四半期決算で赤字を計上し、第2四半期に達成した黒字は長く続かなかった。
Motorolaによると、経済の状況が悪化していることから、会社を2つに分割する計画も延期になるという。
米国時間10月30日、Motorolaは3億9700万ドル(1株あたり18セント)の純損失を計上した。前年同期には約6000万ドル(1株あたり3セント)の利益だった。損失の一部は、同社の再編にかかる1株あたり23セントの費用が原因になっているという。
Motorolaの第3四半期の売り上げは、前年同期比約15%減の74億8000万ドルだった。苦戦する携帯電話部門が引き続き同社の足を引っ張る形となった。第3四半期の携帯電話出荷台数は、約32%減の2540万台だった。
その結果、携帯電話の売り上げは31%減少し、同部門は8億4000万ドルの損失を計上した。この損失には同社の再編にかかる費用が含まれている。
損失を計上したこの第3四半期は、意外にも利益を計上した2008年第2四半期と対照的なものとなった。Motorolaは一連のコストカットを実施して、第2四半期に400万ドル(1株あたり1セント未満)の利益を計上できた。しかし、そのプラスの結果も長続きしなかったようだ。
コストカットに加えて、Motorolaは事業を再び軌道に乗せるために組織の再編を行おうとしている。同社は8月、新しい携帯電話部門の責任者として元Qualcomm幹部のSanjay Jha氏を雇い入れた。
着任後、Jha氏はMotorolaが携帯電話に採用しているOSの種類を減らす構想を立ち上げた。また同氏は最近、2009年のホリデーシーズンから、同社がミッドレンジの携帯電話にGoogleのOS「Android」を採用する計画があることを明らかにしている。
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