米国時間7月31日、Motorolaが2008年第2四半期の決算を発表すると、わずかながらも利益が出て、苦しい携帯電話機事業で市場シェアを守ったことにウォール街は驚いた。
第2四半期にMotorolaが成功するための鍵は、費用の削減と携帯電話機部門以外の事業での好成績だった。結果として、同社は400万ドル(1株あたり1セント未満)の利益をなんとか確保した。このことは1年に及ぶ赤字から流れを変える助けとなる。実のところMotorolaは、1株あたり2セントの赤字を予想していた。
売り上げは80億8000万ドルで、前年同期の87億3000万ドルから減少したが、75億ドルという予測を上回った。
Home and Networks Mobility部門の売り上げは27億ドル、Enterprise Mobility部門の売り上げは20億ドルで、いずれも黒字化に大きく貢献した。
前年同期の損失が3億3200万ドルだった携帯電話機事業は、3億4600万ドルの損失となり、引き続き会社の利益の足を引っ張った。ただ意外にも予想されたほど悪くはなかった。
Motorolaは第2四半期中に携帯電話2810万台を出荷し、世界の携帯電話機市場における3位の地位をなんとか守った。同社は市場1位のNokiaと2位のサムスン電子にシェアを奪われると予想されていた。しかし、主に好調な北米での売り上げのおかげで3位の座を死守した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」