利用するページごとに専用のブックマークレットを起動する必要があったpopInだが、今回ブラウザのプラグインとして提供することにより、各ページでブックマークレットを起動しなくとも利用できるようになった。
また、検索結果を表示するウィンドウのユーザーインターフェースを改善したほか、ドラッグ操作でウィンドウの表示位置を自由に変更できるようにした。また、画像やWikipediaの検索結果などは、クリックすることでLightBox(同一画面上に画像を上乗せ表示するスクリプト)で表示するのと同様、閲覧ページ上にオーバーレイ表示する「popFloat」機能を搭載した。
さらに、これまでは閲覧ページ内のキーワードを選択しての検索しかできなかったが、ショートカットキーで検索ボックスを表示し、ページ上のキーワード以外での検索もできるようになった。そのほかにも検索や翻訳といった利用サービスについて、追加や削除、並び順の変更ができるカスタマイズ機能を追加している。
プラグインはInternet Explorer版とFirefox版があり、それぞれInternet Explorer 6、Firefox 2以上のバージョンで利用できる。今後はSafariやGoogle Cromeにも対応していく予定。
ブックマークレット版のサービスを7月に公開し、バージョンアップを続けていた同社だが、プラグイン版を提供するにあたり、「拡張性を考慮して1から作り直した」とpopIn開発者で東京大学大学院の程涛氏は語る。同社では今後、popInで利用できるサービスの拡大を進める。「検索や翻訳だけでなく、たとえばミニブログやソーシャルブックマークへの投稿機能と連携することも考えたい」(程氏)。
また代表取締役の寺田博視氏によると、11月以降はスタッフを増員して収益化についても模索していくほか、ブックマークレット版同様に英語をはじめとした多言語対応についても検討していく。
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