ポップ歌手のBritney Spears氏が自身のイメージを一新して活動再開するという話を聞いたとき、それがTwitterのアカウントにも関係してくるとは思いもしなかった。
だが、それは事実だ。リニューアルしたSpears氏の公式サイトに行って確かめてみるといい。トップページの「Friend Britney」(ブリトニーと友達になる)というコーナーには、Facebook、YouTube、MySpace、Spears氏自身のソーシャルネットワーク「CIRCUS V.I.P.」に加え、Twitterを示すアイコンもある。Spears氏自身がTwitterにメッセージを投稿していないのは明らかだが、それでも、同氏に関する最新情報が手に入る。「どうしよう、『Womanizer』の発表まであと7時間だわ!」(「Womanizer」は、Spears氏の最新ヒットシングル)とか、「パパラッチのみなさん、Rolling Stone誌の表紙撮影のことを聞きたいの?撮影現場に来れなくて残念だったわね。とっても楽しくて、私はセットの中を踊り回ってたわ」といった具合だ。
Twitterは、ティーンポップのコミュニティー向けのツールとして知られているわけではない。「Twitterholic」という分析ツールを使って調査したところ、Twitterで多いのは、政治家(Barack Obama氏など)、ハイテク業界の著名人(DiggのKevin Rose氏や有名ブロガーのRobert Scoble氏など)のアカウントや、各種のニュース配信用(CNNのニュース速報、火星探査機「Mars Phoenix」に関する最新情報など)のアカウントだ。主流メディアがTwitterについて取り上げる場合も、Current TVが大統領候補討論会の放送中にTwitterの投稿を画面に表示したように、ニュースや政治絡みのことが多い。
しかし、次のような考え方もできる。多くの有名人、特にバンドや歌手の広報担当者らはしばらく前から、ショートメッセージサービスを利用してファンに最新情報や発表を配信する仕組みを整えてきた。Twitterのアカウントを利用すれば、同じようなことをもっと安価で手軽に実現できるわけだ。
本当に知りたいのは、Spears氏のおかげでTwitterのトラフィックが急増したり、新しいユーザーが増えたりするだろうか、ということだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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