Googleの年間検索キーワードランキング「Google Zeitgeist」で、今年も昨年に引き続き「Britney Spears」が首位を獲得した。「Zeitgeist」とは「時代の知的、道徳的、文化的風潮」という意味。この定義に従うと、今年は、思わせぶりに髪をなびかせるブロンド髪の女性たちがウェブを支配していたということになる。
Googleが米国時間23日に「2004 Year-End Google Zeitgeist」を発表した。これは、過去1年間に同社の検索エンジンで最も頻繁に入力されたキーワードをランキング形式でリストアップしたものだ。今年最も人気の高かった検索トピックは、昨年に引き続き、米ポップ界の歌姫「Britney Spears」だった。Spearsにわずかの差で敗れたのは、同じく金髪スターの「Paris Hilton」「Christina Aguilera」「Pamela Anderson」の3人で、それぞれ、2位、3位、4位だった。
ちなみに5位以下には、「chat(チャット)」「games(ゲーム)」「Carmen Electra」「Orland Bloom」「Harry Potter」、「MP3」といった用語がランクインした。
ここしばらくはSpearsがGoogle検索を独占しているが、2002年は、Spearsにとってライバル的存在である女性歌手Jennifer Lopezの人気が急上昇し、黒髪で現われることの多いこのスターに人気が集まったようだ。Lopezはその年、同検索キーワードランキングの女性部門で首位を獲得している。またSpearsも同部門で見事第2位に輝いた(2002 Google Zeitgeistのアーカイブページには人気クエリの全体ランキングは掲載されていない)。
今年のGoogle Zeitgeistによると、最も頻繁に検索された技術系トピックは、「wallpaper(デスクトップ壁紙)」「Kazaa(PtoPネットワークのKazaa)「MP3」「Spybot」「Linux」だった。全世界がオープンソースに関心を持っている事実を示すもう1つの証左として、Linux訴訟の当事者である「SCO Group」が、2004年に最も頻繁に検索された企業となった。Linux訴訟で特許権使用料を請求しているSCOは、各業界の大手企業数社を抑え、Googleの最多検索ランキングの企業部門のトップに躍り出た。なお、2位以下は「Johnson & Johnson」「ING」「GE Aircraft Engines」「Fleet」の順だった。
消費者ブランド名部門でも、オンラインオークション大手の「eBay」が「Wal-Mart」「Mapquest」「Amazon.com」「Home Depot」を抑えて首位を獲得するなど、ハイテク企業が好成績を収めた。
Googleのショッピング検索サイトFroogleでは、人気検索キーワードランキングの家電部門でApple Computerのデジタル音楽プレイヤー「iPod」が首位に輝き、その人気振りを見せ付けた。2位以下は、「digital camera(デジタルカメラ)」「MP3」「xBox(MicrosoftのxBox)」「PlayStation 2(SonyのPlayStation 2)」「portable DVD player(携帯型DVDプレイヤー)」「plasma TV(プラズマテレビ)」「digital camcorder(デジタルカムコーダ)」「PDA」「electric scooter(電動スクーター)」の順だった。コンピュータの関連製品部門では、「tablet PC(タブレット型PC)」が首位を獲得し、以下、「computer(コンピュータ)」「laptop(ラップトップ)」「headphones(ヘッドホン)」「computer speakers(コンピュータスピーカー)」「notebook computer(ノートPC)」「GPS」「webcam(ウェブカメラ)」「wireless speakers(無線スピーカー)」「flat panel monitor(フラットパネル・モニター)」と続いた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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