Appleの「Mac Pro」がベンゼンを発散しているとの調査結果がフランスで報道されたが、同社はこれを否定している。
フランスの新聞、Liberation紙のウェブ版に、フランスの国立産業環境災害研究所(INERIS)で調査した結果、一部のMac Proから出ている臭気はベンゼンの発散によるものであることが判明したとの記事(リンク先は英語への機械翻訳版)が掲載されている。Mac Proから異臭がするという苦情は以前からあった。しかしこの臭気は、人によって見解は異なるものの、プラスチックの小片、あるいはプロセッサに取り付けられたヒートシンク周辺の材質によるものだと考えられていた。
INERISの研究では、気化したベンゼンを吸ってもすぐに死に至るといった被害があるわけではないが、長期にわたれば白血病などの健康被害をもたらす危険性があると警告する。しかしAppleはMacworldの取材に対し、問題の調査は続けるが、Mac Proからベンゼンが発散されている証拠は見つかっていないと語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス