Yahooのソフトウェア「Zimbra」は今や、他のサーバソフトウェアとの互換性を備え、メールやカレンダー、連絡先などをやり取りできるようになった。広く利用されている「Microsoft Exchange Server」とも互換性が確立されている。
Yahooは米国時間9月30日、オープンソースのパッケージソフトウェア製品「Zimbra Collaboration Suite」に「オープンな拡張フレームワーク」を搭載したと発表した。Microsoftの「Exchange 2003」に対応した初の拡張だという。同社は、たとえばIBMの「Lotus」やNovellの「GroupWise」といった他のソフトウェアについては、拡張の開発を他社に任せている。
市場を支配するMicrosoftのExchangeとの統合は、多くの企業にとって重要なテーマだ。Zimbraの製品マーケティング担当バイスプレジデントであるJohn Robb氏によると、Yahooは既存のMicrosoft Exchange APIを用いて、これを実現したという。Robb氏は声明で、次のように説明している。「われわれは、WebDAV(World Wide Web Distributed Authoring and Versioning)と、Exchangeの標準設定、およびExchangeサーバーと同期して稼働するZimbraモジュールを使用している」
メールなどの移植を専門とするSumatra Developmentによると、ZimbraのExchange接続ソフトウェアを使用している組織の1つには、ペンシルベニア大学があるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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