三菱電機、モニタ部とチューナー部を分けた液晶テレビ、BDレコーダーも

 三菱電機(下村節宏執行役社長)は9月29日、液晶テレビ「REAL」で、46V型の「LCD- 46LF2000」と、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「DVR-BF2000」を、11月21日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は「LCD-46LF2000」が50万円前後、「DVR-BF2000」が18万円前後の見込み。

●奥行きわずか40mmの超薄型液晶テレビ「LCD-46LF2000」

 映像を表示するディスプレイ部と、放送電波を受け取るチューナーを内蔵したステーション部を分割し、ステーション部からディスプレイ部に映像や音声を無線で伝送する。レコーダーなどの機器はステーション部に接続させるため、ディスプレイ周りの配線をすっきりさせることができる。伝送距離は30cmから約20m。

 ディスプレイ部は、独自の光沢処理を施した解像度1920×1080ピクセルの「DIAMOND Panel」を採用。パネル内部からの光の散乱を低減することで色再現性を向上させた。チューナーなどを切り離すことで、40mmの薄さを実現した。

 フレーム幅を狭め、画面に集中できるデザインを採用。スピーカー出力は10W×2で、ひずみの少なさにより、優れたサラウンド音場を再現できる「DIATONEフラットスピーカー」を搭載。また、フロントスピーカーだけで5.1chサラウンドを再現する「DIATONE サラウンド 5.1」や、ステレオ放送に広がりを持たせる「DIATONE サラウンド 2.0」、ヘッドフォンで広がりある再生を可能とする「DIATONE サラウンド HEADPHONE」機能なども搭載する。

 一方ステーション部は、地上/BS/110度CSデジタルチューナーと地上アナログチューナーを内蔵。各種入力端子から入力した信号を、内蔵の無線伝送ユニットを介してディスプレイ部に伝送する。このほか、EPGの番組タイトルなどを読みあげてくれる「しゃべるテレビ」機能、「REALINK」で接続したレコーダーの録画予約の重複やHDD容量の状態などをメッセージと音声で知らせてくれる「レコーダーの状態お知らせ」機能も搭載する。このほか、壁寄せ設置用の専用モニタースタンドも販売する。

●500GBのHDDを搭載したBDレコーダー「DVR-BF2000」

 「LCD-46LF2000」のステーション部のデザインに合わせ、白いきょう体を採用したBDレコーダー。なお、「LCD-46LF2000」のステーション部のように映像/音声の無線伝送機能は備えていない。

 地上/BS/110度CSデジタルチューナーを各2基ずつ、地上アナログチューナーを1基搭載し、デジタル放送の2番組同時録画が可能。HDD容量は500GBで、BDビデオ再生対応のBD-R/REドライブも装備する。

 記録方式に、圧縮率の高いMPEG-4 AVC/H.264映像圧縮方式を採用し、フルハイビジョン画質を最大で従来比約4倍の長時間録画が可能。DVDへのハイビジョン放送記録の規格「AVCREC」にも対応し、4.7GBのDVDにフルハイビジョン映像を約100分記録できる。このほか、SDカードスロットも装備する。本体サイズは幅18×高さ18×奥行き29.8mm、重さは6kg。

三菱電機=http://www.mitsubishielectric.co.jp/

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