シャープは9月30日、液晶テレビ「AQUOS」シリーズにおいて、XSシリーズを発表した。65型の「LC-65XS1」と52型の「LC-52XS1」の2機種がラインアップされ、両機ともに最薄部は2.28cm、コントラスト比は100万対1となる。発売は10月15日からで価格はオープンだ。なお、店頭想定価格は65型が128万円前後、52型が98万円前後となる見込み。
XSシリーズは、次世代の倍速ASV液晶を搭載したフルハイビジョン液晶テレビ。バックライトをLEDに変更し、独立駆動することでテレビコントラスト比、100万対1のメガコントラストを実現したという。
LEDバックライトはG(緑)、R(赤)、B(青)、G(緑)と横1列に並べた4つのLEDを1パッケージとし、エリアごとに光を制御できる。背景が赤であればRのLEDのみ点灯、黒であればすべてのLEDを消灯するため、高いコントラスト比が得られるほか、色再現域をNTSC比約150%以上にまで拡大できるとしている。
本体最薄部は両機種ともに2.28cmで、重量は62.5kg(65型)と45kg(52型)。地上、BS、110度CSデジタルチューナー、HDMI入力3系統を装備したチューナー部は別体となる。
AQUOS専用に作られたインターネットサービス「Yahoo!JAPAN for AQUOS」のほか、発売直後の雑誌を試読できる「デジ×マガ」、「アクトビラ ビデオ・フル」など、インターネット環境も整備。AQUOSモデルの共通仕様とも言える、デジタルカメラ写真の転送機能IrSSにも対応している。
今回から、ファミリモコンがリニューアルされ3型液晶を搭載した「液晶ファミリモコン」へと進化。視聴番組の放送局名やタイトル、番組情報の表示機能を持たせたほか、タッチパネルによる操作が可能だ。通信方式も2.4GHz帯を利用した無線通信方式のため、指向性がなく向きを気にせず操作できるとのこと。
標準装備のアンダースピーカーはモニタ部とは切り離された「薄型・独立BOXスピーカーシステム」を採用。こちらはパイオニアとの共同開発モデルで、2.1ch 5スピーカーに1ビットデジタルアンプを内蔵している。
本体カラーはシルバーのみ。2.28cmというスリム、軽量ボディをいかし、壁掛け金具「ANA-65AG2」や壁寄せスタンド「AN-52FS1」、壁掛けポールスタンド「ANA-65PS1」といったオプションが用意された。またワイヤレス伝送システム「AN-AV500」を利用すれば、チューナー部とモニタ部をワイヤレスで接続することもできる。
なお、XSシリーズは海外でも同時発表されており、グローバルサイトもオープンしている。
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