富士フイルムは9月24日、1つのセンサで、「ノイズの少ない高感度」「豊かな階調を実現するワイドダイナミックレンジ」「高解像度」という3種類の高画質撮影が可能なCCD「スーパーCCD ハニカム EXR」を開発、発表した。
これまでのデジタルカメラでは、画素を高密度化すると高解像度が得られる一方で、1画素あたりの受光部が小さくなり、高感度撮影時にノイズが多くなる、豊かな階調の表現が難しいなどの問題が生じていた。
今回開発されたスーパーCCD ハニカム EXRは、新配列のカラーフィルターと3つの電荷制御技術により、1つのセンサで被写体に合わせて低ノイズの高感度撮影重視、広いダイナミックレンジ重視、高解像度重視の3つの画像をキャプチャできるというもの。これにより人間の眼のメカニズムに近づいた最適な絵作りを実現するという。
電荷制御技術としては、ノイズの少ない高感度画像を実現する「Pixel Fusion Technology」、ダイナミックレンジを大幅に拡大する「Dual Capture Technology」、解像感の高い絵作りをする「Fine Capture Technology」が用いられている。
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