日本ヒューレット・パッカードは9月24日、グラフィックス機能が強化されたインテル Q45チップセットなどを採用した企業向けデスクトップPCのハイエンドモデル「HP Compaq Business Desktop dc7900シリーズ」を発表した。
固定仕様モデルおよびCTOモデルをラインアップし、同日より同社のオンラインストア「HP Directplus」とHP Directplusコールセンター、HP Directpartner、日本HP販売代理店にて販売を開始する。価格は9万1350円より。
今回ラインアップされたのは、クアッドコアプロセッサ(インテル Core 2 Quad Q9650)を搭載できるなど拡張性の高いミニタワー型PCの「dc7900 MT」と、幅100mmの省スペース型PC「dc7900 SF」、さらにコンパクトで窓口業務や情報表示端末に最適なウルトラスリム型PC「dc7900 US」の3モデル。
「HP Compaq Business Desktop dc7800」の後継機種にあたり、dc7800の筐体デザインを引き継ぐほか、固定仕様モデルはdc7800の直接後継となる機能構成(プロセッサ、メモリ、ハードディスクドライブ、OSなど)を用意し、新機種への切り替えをスムーズに行える。また、インテルSIPPに対応する最新のインテル Q45チップセットとCore2 Duoプロセッサ、PC2‐6400(DDR2-800)メモリなど、ライフサイクルの長いパーツを採用することにより、長期にわたる同一製品の供給を可能とした。
ミニタワー型のdc7900 MTと省スペース型のdc7900 SFでは、グラフィックスカード用の16xPCI Expressスロットを2基搭載し、2画面対応のグラフィックスカードを2枚増設することで4画面同時出力も可能となる。
Core2 Duo E8000番台/Core2 Quadを搭載するモデルでは、インテル vProテクノロジに組み込まれたインテル AMT5.0への対応により、クライアント主導のリモートアクセスや監査ログの記録機能などのクライアントPC管理が可能だ。さらに、インテルvProテクノロジ対応の電源管理ソフトウェアを用いれば、管理者が各PCの電源設定を一括管理でき、効率的な省電力が行える。dc7900 USの全モデルとdc7900 MT、dc7900 SFの一部モデルには、電源変換効率80%以上の80PLUS電源を採用し、国際エネルギースタープログラム(E-Star 4.0)に適合した。
搭載OSは、固定仕様モデルには、Windows Vista Business with SP1正規版と、Windows Vista Business with SP1正規版のダウングレードサービスによるWindows XP Professional with SP2正規版の2種類を採用。CTOモデルでは、Windows Vista Home Basic with SP1正規版も選択可能とした。
なお、dc7900 USでは、設置スペースが制限される窓口業務や情報表示用端末などの用途向けに、モニタの背面にPC本体を装着できる専用モニタマウントキットとPC本体、TFTモニタをセットにした「モニタマウントキットセットモデル」も用意した。
各モデルの価格は以下の通り。
■固定仕様モデル
■カスタマイズモデル
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