ソーシャルネットワークの魔力が、Appleによって、iPhoneの将来のバージョン向けに、独自のARMベースのプロセッサ製造が計画されていることを明らかにした。
The New York Times紙は先週末、AppleのCPU開発部門シニアマネージャーであるWei-han Lien氏の、「LinkedIn」上のプロファイルに注目した。そのプロファイルによれば、Lien氏の職種欄には、P.A. Semiでの以前の業務を拡張し、Appleで、ARMのCPU開発チームのマネージメントを行っていることが記載されている。
Appleが、iPhone向けに独自のチップ開発に取り組むことは、2008年に入って、同社がP.A. Semiを買収して以来、かなり明白になってきてはいたものの、Times紙が指摘しているように、これまでAppleは、CPUの製造を行う計画を具体的に示したことは1度もなかった。最新の各社スマートフォン内部のチップの中には、ARMのコアがベースとなるプロセッサも用いられている。
しかしながら、Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、確かに同社エンジニアが、iPhone向けの「SoC」を製造するように計画中であると述べたことがあり、これは、CPUも含めたパッケージ全般に取り組んでいくことを意味している。別の有力な手がかりとしては、次世代のiPhoneの開発に、Intelのプロセッサが関係することはないことを嘆いた、同社シニアバイスプレジデントであるPat Gelsinger氏の談話や、ARMコアのアーキテクチャライセンス確保を目指した、Appleの明確な決意などが挙げられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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