グーグル共同創設者S・ブリン氏、「Android」向け「Google Chrome」の開発を示唆

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年09月04日 12時42分

 カリフォルニア州マウンテンビュー発--Googleの新ブラウザ「Google Chrome」は現時点ではPC向けだが、同社共同創設者であるSergey Brin氏は、同技術が将来的には同社の携帯電話OSおよびソフトウェアスイートである「Android」にも対応していくことを望んでいるという。

 Brin氏は米国時間9月2日に開催されたChrome発表イベントでのインタビューにおいて、ChromeとAndroidはまったく別々に開発されたものであると述べた。「これまでは一方を他方に統合させようとは考えていなかった」とBrin氏は述べた。しかし両プロジェクトが公開され、最初の正式リリースを迎えようとしている今、その考えは変わるかもしれない。

Sergey Brin氏 Chrome発表イベントで話すGoogle共同創設者のSergey Brin氏。
提供:Stephen Shankland/CNET News

 「おそらくAndroidの次期バージョンでは、Chromeの要素が多く採用されることになるだろう」とBrin氏は述べ、JavaScriptの改善を1つの分野として指摘した。

 そして次に気になるのがブランド名である。「わたしの予想ではChromeとなにか似たような名称になると思う」と同氏は述べた。

 Androidの現在のブラウザとChromeにはすでに「WebKit」が採用されている。WebKitはオープンソースプロジェクトで、ウェブページを構成するHTMLコードの解釈し、スクリーン上にレンダリングする処理を行う。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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