ハリケーン「グスタフ」に警戒強める通信事業者--回線や発電設備を強化

文:Natalie Weinstein(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年09月01日 15時40分
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 ニューオーリンズにまっすぐ近づいてくるハリケーン「グスタフ」。最悪の事態に備えるため、関係当局や通信会社は対応を急いでいる。

 全米ハリケーンセンター(NHC)の発表によると、グスタフの風速は米国時間8月30日正午時点で時速150マイル(67メートル)に達し、カテゴリー4となったという。NHCは、最高レベルのカテゴリー5に達する可能性もあるとしている。

 現在キューバを通過中のグスタフは、9月1日午後にメキシコ湾岸に上陸すると予想されている。

 NHCは8月30日、グスタフの情報をポッドキャストで試験的に配信し始めた。またNHCは、PDAやスマートフォン対応のサイトも制作中だ。

 AP通信によると、米国の携帯電話事業者らは、カトリーナでネットワークが壊滅状態になり取り残された住民が連絡不能に陥ったことを教訓にハリケーン対策を進めてきたという。

 Sprint Nextelは29日、携帯電話基地局として機能する機材を積んだ緊急対応チームの車両をメキシコ湾岸に向かわせた。一方、Verizon Wirelessは、過去1年間にわたって1億3700万ドルを投入し湾岸地域のネットワークを強化した。同地域の主要固定通信会社であるAT&Tも回線容量を増やし、一部のケーブルを耐水性のあるものに、また濡れたときにショートする可能性のある銅線を光ファイバーに交換した。

 VerizonがAPに対し、同地域にあるVerizonの携帯電話基地局は現在すべてバッテリを装備しており少なくとも8時間は機能を維持でき、また多くは発電機と最長7日分の燃料を備えていると述べた。APが報じているところによると、同地域にあるAT&Tの携帯電話基地局も最長36時間稼働する発電機を備え、Sprintも2007年に南東部にある1300カ所の基地局に発電機を設置したという。

 ニューオーリンズは29日、カトリーナの災害から3周年を迎えた。カテゴリー5だったカトリーナは上陸時カテゴリー3に勢力を弱めていたが、それでも1500〜1600人の犠牲者を出した。カトリーナによる被害総額は800億ドル。Reutersによると米国史上最大の自然災害だったという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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