インターネット広告の媒体代理店のサイバー・コミュニケーションズが8月4日まで5日営業日連続安となり、年初来安値を更新。2007年10月以来の株価5万円割れとなった。
株価急落のきっかけは7月31日に発表した2009年3月期第1四半期決算。連結売上高は前年同期比19%増の143億2600万円と順調な拡大となっている。検索結果連動型広告のリスティング広告が好調で、事業売上高は同5.5倍へ急拡大している。
ただ、リスティング広告事業はサイバー・コミュニケーションズの事業の中では利益率が低い。成長市場でしっかりと売り上げを伸ばしているが、サイバー・コミュニケーションズは同事業の急拡大により、皮肉にも収益力が低下。経常利益は同48%減の8400万円へ大幅に減少した。
株価はこの減益決算に失望しており、決算発表を受けた8月1日の株式市場で値幅制限いっぱいとなる5000円安のストップ安となった。4日の市場でも全般相場が大幅安となるなかで、連続ストップ安寸前まで売られた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス